Twitter広告(X広告/SNS広告)の種類についてご紹介
Twitter広告(X広告)を出したいけど、何があるの?
ありすぎてわからない。
そんな方に向けて、
今回のこの記事では、Twitter広告(X広告)をご検討されている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介していきます。
この記事で少しでも広告のご理解を深めて活用して頂けたらと思います。
課金方式
まず、Twitter広告(X広告)の課金システムのご紹介です。
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CPM (Cost Per Mille)【インプレッション課金】
広告主は1,000回の広告表示(閲覧者のページに表示された回数)に対して料金を支払います。
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CPC (Cost Per Click)【クリック課金】
広告主は広告がクリックされた回数に基づいて料金を支払います。視聴者が広告をクリックして広告リンク先ページにアクセスした場合に課金が行われます。
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CPV (Cost Per View)【動画再生課金】
動画広告に適用される課金システムで、動画の再生時間に応じて費用が発生します。動画が15秒以上再生されるか、最後まで再生されたときに課金が行われます。
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CPI (Cost Per Install)【アプリインストール課金】
アプリ広告に適用される課金システムで、ユーザーがアプリをインストールするたびに課金が行われます。
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CPF (Cost Per Follow)【フォロー課金】
フォロワー獲得に対して課金が行われます(TwitterもしくはXアカウントのフォロワーを増やしたい場合に適用)。
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CPE (Cost Per Engagement)【エンゲージメント課金】
いいね、リツイート、返信など、広告に対するユーザーからのアクション(エンゲージメント)ごとに課金が行われます。
入札方式の種類
Twitter広告(X広告)はオークション形式で提供されます。広告主は目標とするユーザーに対して入札を行い、入札額や広告の品質スコアなどをもとに配信順位が決まります。
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自動入札
最小限のコストで最大の効果が得られるよう、システムが自動で入札額を最適化します。細かい入札設定を省きたい場合に有効です。
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上限入札単価
ユーザーのアクションごとに上限金額を手動設定します。設定した金額を超えて課金されることはありませんが、設定項目は多くなります。
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目標入札単価
上限入札単価のテレビ的版で、目標単価を設定するとその金額に近づくようシステムが自動調整します。こちらも細かい設定項目が必要です。
Twitter広告(X広告)の種類
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画像広告
製品やサービスを1枚の画像で魅力的に訴求する広告形式です。ユーザーのタイムライン上に通常のツイートと同様に表示されます。
- ツイート本文:280文字以内(日本語全角の場合は140文字以内)
- 対応ファイル:PNG, JPEG(BMP・TIFFは不可)
- 最大ファイルサイズ:5MB
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動画広告
動画コンテンツを組み合わせてストーリーテリングやデモンストレーションを行う広告です。タイムライン上で自動再生(ミュート)されます。
- ツイート本文:280文字以内(全角日本語の場合は140文字以内)
- 対応ファイル:MP4, MOV
- 最大ファイルサイズ:1GB(最適パフォーマンスは30MB未満を推奨)
- 長さ:15秒以内を推奨(最長2分20秒まで可能)
- オーディオコーデック:AAC LC
- 動画コーデック:H.264(4:2:0 色空間対応)
- サムネイル:PNG / JPEG(最大5MB、動画と同アスペクト比推奨)
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カルーセル広告
複数の画像または動画(2~6枚)を1つの広告ユニットにまとめ、ユーザーが左右にスワイプして閲覧できる形式です。各カードごとに異なるリンクを設定できます。
- スライド数:2~6枚(画像または動画)
- 画像カルーセル推奨サイズ:
- 1.91:1 → 800×418px
- 1:1 → 800×800px
- 動画カルーセル推奨サイズ:
- 16:9 → 800×450px
- 1:1 → 800×800px
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モーメント広告
一連のツイートをまとめて「モーメント」として作成し、そのストーリーをプロモーションできる形式です。140文字では伝えきれないテーマやキャンペーンを連続ツイートで表現します。
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テキスト広告
テキストのみで構成される純粋なテキスト投稿形式の広告です。ユーザーのタイムライン上に通常のツイートとして表示され、リンクやCTAも設定可能です。
- ツイート本文:280文字以内(全角日本語の場合は140文字以内)
広告の選択
この記事では、Twitter広告(X広告)をご検討されている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介してきました。
これらの広告を選択する際に意識すべきポイントを4つご紹介します。
・広告の目的に応じて、最適な広告形式を選ぶ例:ブランド認知を高めたいなら「動画広告」や「カルーセル広告」、ウェブサイト誘導なら「画像広告」や「テキスト広告」など。 |
・ターゲットオーディエンスの嗜好や行動に合わせる例:若年層やインフルエンサー向けには「モーメント広告」や「カルーセル広告」が有効。ビジネス層には「テキスト広告」も検討。 |
・広告で伝えたいメッセージやストーリーを考慮する例:詳細な情報を伝えたい場合は「動画広告」、複数商品をまとめて見せたい場合は「カルーセル広告」など。 |
・予算や制作リソースに応じて形式を選ぶ例:動画制作にあまりリソースが割けない場合は「画像広告」や「テキスト広告」を優先し、予算があれば「動画広告」を組み合わせる。 |
上記4つのポイントを意識して広告を選んで出稿してください。
今回ご紹介したTwitter広告(X広告)の種類は一部の例です。
プラットフォームのアップデートや新フォーマットの追加が頻繁にあるため、最新情報をチェックしながら戦略を練ることをおすすめします。