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LINE広告(SNS広告)の種類

LINE広告(SNS広告)の種類についてご紹介


LINE広告(SNS広告)を出したいけど、何があるの?

ありすぎてわからない。
そんな方に向けて、

今回のこの記事では、LINE広告(SNS広告)をご検討されている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介していきます。
この記事で少しでも広告のご理解を深めて活用していただけたらと思います。


課金方式


まず、LINE広告の課金システムのご紹介です。

  1. CPM (Cost Per Mille)【インプレッション課金】

    広告主は1,000回の広告表示(閲覧者のページに表示された回数)に対して料金を支払います。

    動画広告を出稿した場合は、動画が100%表示されるごとに1回とカウントし、1,000回表示されるごとに課金されます。

    デメリットは、ユーザーをサイトに誘導できてもできなくても課金が発生することです。

  2. CPC (Cost Per Click)【クリック課金】

    広告主は広告がクリックされた回数に基づいて料金を支払います。画像広告を出稿した場合はこちらの方式で課金され、視聴者が広告をクリックして広告リンク先ページにアクセスした場合に課金が行われます。

    デメリットは、LINE広告の価格はオークション形式で決まるため、競合が多いジャンルだと低価格では落札できず、クリック単価が高くなりがちです。

  3. 友だち追加ごとに課金【成果報酬型】

    LINE公式アカウントの「友だち追加」を通じて獲得した数に応じて料金を支払います。成果が出た分だけ課金されるため、クリック課金やインプレッション課金よりも費用対効果が良くなりやすいのが特徴です。

    課金額の相場

    クリック課金:24~400円
    インプレッション課金:400~650円
    友だち追加課金:150~200円と言われています。

    LINE公式では、まずは予算30万円で3ヶ月間。
    複数の配信方法を組み合わせて広告を出稿し、その結果を見て適切な配信方法を見つけることを推奨しています。


入札方式の種類


LINE広告の主な入札方式の種類について解説します。

  1. 自動入札

    あらかじめ設定したイベント単価や予算内で入札額が自動調整される仕組みです。機械学習によって入札額の最適化が行われ、配信精度が徐々に高まります。

  2. 手動入札

    担当者が手動で入札額を都度変更できます。配信開始直後に一定の配信量を確保したい場合や、必ずオークションに勝ちたい場合など、確実にコンバージョンを狙いたいときに有効です。

  3. 目標入札単価

    上限入札単価のように、ユーザーのアクションに対して目標単価を設定すると、その金額に近づくよう自動で入札額を最適化します。ただし、設定項目が多くなるのがデメリットです。


LINE広告の種類


LINE広告には、主に以下の配信面(フォーマット)があります。用途やターゲットに合わせて最適な配信面を選択しましょう。

  1. トークリスト

    トーク一覧の最上部に表示される配信面です。LINEアプリ内で最もユーザーのアクティブ性が高く、コミュニケーションのためによく見られる画面です。広告の中でもシェアが大きく、大規模なプロモーションに活用可能です。

  2. LINE NEWS

    LINE上で無料配信されているニュースメディアです。ニュース記事画面に広告を配信でき、一般的なユーザーよりも購買率が高い傾向があります。新製品の発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良い掲載面です。

  3. LINE VOOM

    主に動画コンテンツの投稿を通じてコミュニケーションを行えるサービスです。自社のLINE公式アカウントのブロック状況を問わず、全ユーザーに広告を表示できます。

  4. LINE BLOG

    多くのアーティストやタレントなどの著名人がブログを掲載しているサービスです。ブログ記事表示前の画面に広告を配信できます。

  5. LINEポイントクラブ

    LINE上で各種サービスのポイントを貯められるサービスです。40~50代のユーザーが多く利用しており、年齢層の高いターゲットにリーチ可能です。

  6. LINEショッピング

    ファッション、雑貨、家電など約250社・1億点以上のアイテムを検索・比較・購入できるサービスです。ユーザーの約7割が20代後半~40代前半の女性で、この層へのリーチに優れています。

  7. LINE広告ネットワーク

    10,000を超える提携アプリ向けに広告配信できるネットワークです。電子書籍、ゲーム、SNS、ニュース・天気など、さまざまなアプリへ配信可能。

    静止画・動画とテキストを入稿すると、最適な配信面が自動的に選択されて広告が配信されます。

  8. 静止画フォーマット

    以下の種類があります。

    • Card(1200×628px)

      ほとんどすべての配信面に対応する汎用的なフォーマット。テキストを詰め込みすぎると見づらくなる点に注意。
    • Square(1080×1080px)

      正方形フォーマット。スマホ画面にインパクト大。
    • Carousel(1080×1080px)

      最大10点の画像をスライド形式で掲載可能。複数の商品をまとめて見せられる。
    • 画像(小)(600×400px)

      小さな画像+テキスト構成。画像が小さいので情報量は限定的。
    • 画像(アニメーション)

      「画像(小)」と同サイズ・構成で、イラストやテキストをアニメーション表示できるフォーマット。トークリスト配信にのみ対応。
  9. 動画フォーマット

    多くの情報をユーザーに伝えられる利点があります。一方、静止画フォーマットに比べて制作コストが大きくなる点がデメリットです。再生3秒以内の訴求力が重要視されます。

    動画フォーマットの種類
    • Card(16:9)

      一般的な16:9比率で配信。
    • Square(1:1)

      正方形フォーマット。16:9からトリミングが必要。
    • Vertical(9:16)

      縦長フォーマット。LINE VOOMでは上下が3:4に切れるため注意。全画面表示で9:16になる。
    動画の規格

    長さ:5~600秒
    ファイルサイズ:最大1GB以内
    フォーマット:mp4, m4v, mov, avi, wmv
    アスペクト比:16:9, 1:1, 9:16
    ビットレート:最大8Mbps
    解像度:最大720p
    音声:AAC(128kbps以上を推奨)、モノラルまたはステレオ


広告の選択


この記事では、LINE広告(SNS広告)をご検討されている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介してきました。

これらの広告を選択する際に意識すべきポイントを4つご紹介します。

・広告の目的を明確に設定する

例:売上向上、ブランド認知、ウェブサイトへのトラフィック増加など、具体的な目標を決めましょう。

・ターゲットユーザーを絞り込む

性別、年齢、地域、興味・関心など、配信したいユーザーの特性に合わせてフォーマットを選択します。

・伝えたいメッセージやストーリーに合わせる

詳細な情報を伝えるなら「動画フォーマット」、インパクト重視なら「Square」や「Vertical」など、目的と一致する形を選びましょう。

・予算や制作リソースを考慮する

動画制作にはコストがかかります。予算や社内リソースに合わせて、静止画フォーマットやアニメーションフォーマットも検討しましょう。

上記4つのポイントを意識して広告を選んで出稿してください。

今回ご紹介したLINE広告(SNS広告)の種類は一部の例です。
プラットフォームのアップデートや新フォーマットの追加が頻繁にあるため、最新情報をチェックしながら戦略を練ることをおすすめします。

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