Instagram広告(SNS広告)の種類についてご紹介
Instagram広告(SNS広告)を出したいけど、何があるの?
ありすぎてわからない。
そんな方に向けて、
今回のこの記事では、Instagram広告(SNS広告)をご検討さている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介していきます。
この記事で少しでも広告のご理解を深めて活用をして頂けたらと思います。
課金方式
まずInstagram広告の課金システムのご紹介です。
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CPV (Cost Per View)
動画広告に適用される課金システムで、動画の再生時間に応じて費用が発生し、動画が10秒以上再生されるか最後まで再生されたとき視聴されるごとに課金が行われます。
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CPM (Cost Per Mille)
広告主は1,000回の広告表示(閲覧者のページに表示される回数)に対して料金を支払います。
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CPC (Cost Per Click)
広告主は広告がクリックされた回数に基づいて料金を支払います。視聴者が広告をクリックして広告リンクページにアクセスした場合に課金が行われます。
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CPI(Cost Per Install)
アプリ広告に適用される課金システムで、アプリがインストールされるごとに課金が行われます。
Instagram広告はオークション形式で提供されます。具体的には、複数の広告主が同じ広告スペースを競って入札します。広告主は自身の広告に対して入札価格や予算を設定し、その情報を基に広告の表示順位が決定されます。
Instagramは、広告主の入札価格と広告の品質スコア(広告の関連性やクリック率などに基づく評価)を考慮して、広告のランキングを算出します。最も高いランキングを持つ広告がユーザーに表示されることになります。
これらの課金形態の中から、広告主は自身の広告目的や予算に応じて最適な形式を選択することができます。ただし、すべての広告タイプやすべての広告プラットフォームで必ずしも利用できるわけではなく、地域や広告主の条件によって異なる場合があります。
金額は自由に設定でき、100円からでも出稿できます。
初めて広告出稿する場合、1日あたり1,000円を目安に月額3万円程度からスタートすると費用対効果を測定しやすいと言われております。
Instagram広告の種類
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写真広告
画像1枚+テキストをインスタグラムのフィードに表示される広告形式です。
写真広告では、1枚の画像を使用し、キャプションやリンクを追加することができます。写真は目を引くデザインや商品の魅力を伝えるために重要です。ユーザーは写真をタップすることで、詳細情報やウェブサイトへのリンクにアクセスすることができます。
写真広告はインスタグラム広告の中でも一般的でよく利用される形式であり、ビジネスやブランドのプロモーションに効果的な手段です。
画像サイズ
Instagram広告の画像の推奨サイズは、使用するフォーマットによって異なります。
正方形
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最小解像度: 600 x 500ピクセル
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最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
横長
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最小解像度: 600 x 315ピクセル
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最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
縦型
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最小解像度: 600 x 750ピクセル
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最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
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動画広告
動画+テキストをインスタグラムのフィードに表示される広告形式です。
動画広告では、最も効果が出やすいのは15秒以内といわれていますが、最大60分の動画を利用することができます。動画にはキャプションやリンクも追加でき、広告主はストーリーテリングや商品のデモンストレーション、ブランドのイメージを伝えるために動画を活用することができます。
ユーザーは動画を再生するだけでなく、リンクやCTA(コール・トゥ・アクション)に応じて広告主のウェブサイトにアクセスしたり、商品を購入したりすることができます。動画広告は目を引くコンテンツとしてユーザーの関心を引きつけるだけでなく、エンゲージメントやブランドの認知度を高めるのに効果的です。
動画サイズ
・動画ファイルの最大サイズは250MB
・フィードで表示できる動画広告の長さは最大60分・キャプションの長さ2,200文字まで
・アスペクト比 ( 正方形 – 1:1 横型 – 1.91:1 縦型 – 4:5)
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ストーリーズ広告
インスタグラムのストーリーズ機能を利用した広告形式で、ユーザーが他のユーザーのストーリーズを閲覧する際に広告が表示されます。画像、動画どちらも可能です
ストーリーズ広告は、インスタグラムのストーリーズフィードの中に自然に組み込まれて表示されます。ユーザーはストーリーズを上下にスワイプすることで次のストーリーコンテンツに移動しますが、その流れの中に広告が挿入されることで、ユーザーの注意を引きます。
広告主は、ストーリーズ広告を使って15秒以下の写真や動画を投稿し、キャプションやリンクを追加することができます。ユーザーは広告をタップすると、リンク先のウェブサイトに移動したり、商品ページを閲覧したりすることができます。
ストーリーズ広告は、インスタグラムのユーザーに対してダイナミックなコンテンツを提供し、ブランドや商品のストーリーテリングを効果的に行うためのツールです。ストーリーズはユーザーの関心を引きつけやすく、ユーザーが積極的にタップして広告にアクセスすることが多いため、ブランドの認知度向上やエンゲージメントの促進に効果的です。
ファイルタイプ
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.mp4または.mov (動画)
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.jpgまたは.png (写真)
最大ファイルサイズ
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4GB (動画)
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30MB (写真)
動画の長さ
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最大: 60分
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デフォルトでは、画像は5秒間表示されます
サイズ
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推奨解像度: 1,080 x 1,920
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最小: 600 x 1,067
対応コーデック
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動画: H.264、VP8
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音声: AAC、Vorbis
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カルーセル広告
10の画像・動画がを1つの広告ユニットにまとめて表示する広告で、ユーザーは左右にスワイプすることで複数の画像や動画を見ることができます。それぞれに異なるリンクを付けることも可能です。
カルーセル広告は最大で10枚の画像や動画を含むことができます。各画像や動画にはキャプションやリンクが付けられ、ユーザーは個々のコンテンツに対して個別のアクションを取ることができます。例えば、商品カタログやストーリーテリングに活用することができます。
カルーセル広告は、複数のコンテンツを組み合わせて魅力的なストーリーを伝えることができるため、ブランドや広告主にとって効果的な広告手法となっています。
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コレクション広告
カタログ式のフォーマットで、1つの広告ユニット内で複数の関連商品やコンテンツを見せる広告形式です。
ユーザーが広告をタップすると、フルスクリーン表示され、関連商品やコンテンツを見ることができます。ユーザーはそれらのアイテムを個別に選んで詳細を見たり、直接購入したりすることができます。
コレクション広告は、ブランドや広告主が複数の関連アイテムを一度に見せることができるため、商品カタログやセールイベントの宣伝に適しています。ユーザーはスワイプすることで自由にアイテムを切り替えることができ、関心のある商品に集中することができます。
この広告形式は、視覚的に魅力的なコンテンツを活用し、ユーザーの興味を引きつけます。ユーザーはより多くの情報を得るために広告をタップし、直接購入につながる可能性が高まります。
コレクション広告は、ブランドのストーリーテリングや商品展示において効果的なツールであり、ユーザーとの関与やブランドの認知度を向上させるのに役立ちます。
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発見タブ広告
発見タブ広告は、ユーザーが新しいコンテンツを探索するためにアクセスする「発見」タブに表示される広告です。この広告は、ユーザーが普段フォローしていないアカウントや関心のあるトピックに関連したコンテンツを見つける際に表示されます。
発見タブ広告では、魅力的な写真や動画、キャプション、リンクを使って広告を作成することができます。この広告は、ユーザーの注意を引きやすく、新しいアカウントやコンテンツに興味を持ってもらいやすいです。
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広告の選択
この記事では、Instagram広告(SNS広告)をご検討さている中小企業の方に向けて、広告の種類についてご紹介していきました。
これらの広告を選択する際に意識をするのポイントを4つご紹介します。
意識をする4つのポイント
広告の目的に応じて、適切な広告形式を選びます。例えば、商品の販促を目的とする場合は写真広告やカルーセル広告が適しています。ブランドの認知度向上を図る場合は動画広告やストーリーズ広告が効果的です。 |
ターゲットオーディエンスの嗜好や行動に合った広告形式を選びます。例えば、若年層やインフルエンサーに対してはストーリーズ広告が有効です。 |
広告で伝えたいメッセージやストーリーによっても適切な広告形式が異なります。情報を詳細に伝えたい場合は動画広告やカルーセル広告が適しています。一方、シンプルなメッセージを伝えたい場合は写真広告が効果的です。 |
一般的に、動画広告やストーリーズ広告は制作や配信のコストが高くなりますので、予算に応じて選択する必要があります。 |
上記にある4つのポイントを意識して広告を選んで出稿してください。
今回ご紹介してきましたInstagram広告(SNS広告)は、ほんの一部のご紹介ございます。
時代とともに広告の種類も変化していきますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。